WEB・デザイン用語
CMS(コンテンツマネージメントシステム)とは?
近年殆どのホームページに組み込まれているCMS(コンテンツマネージメントシステム)について、解りやすく解説してみます。
元々のCMSは、主にブログを誰にでも簡単に公開できる事を目的として生み出されました。この『誰にでも』という部分が重要です。
本来ならブログにおいてページを公開するには、HTML(ハイパーテキストランゲージ)というファイルを自分で作成し、サーバーへアップロードする事で公開されます。このHTMLには、文章部分だけでは無く、メニューバーや検索窓などのパーツも書き込む必要がありますし、各ページへのリンクや新しいページへのリンクなども含め、かなりの数のHTMLを書き換える必要のあります。これだけ見ても、一般の方には敷居が高くて困りますよね。
そこで、それらの作業をすべてサーバに設置したシステムで、出来るだけシンプルで簡単に更新が出来る様にしようと考え出されたのがCMSなのです。
でも、最近は企業サイトやショッピングサイトなど様々なホームページでCMSの便利な機能を活用した物が当たり前の時代になりました。では、それらのサイトでCMSはどの様に使われているのか?例を交えてご紹介します。
例1:お知らせの更新
例えば、休業日のお知らせや会社からの最新情報を掲載したい、という事は普通にありますよね。こういったお客様向けの情報はマメに掲載することが多く、CMS向きな部分です。
例2:製品・商品一覧(写真と説明付)
取り扱い製品や販売中の製品を、CMSなら管理画面上から簡単に掲載が可能になります。必要箇所に原稿や情報を埋め、写真も画面からアップロードできます。最後に『公開』ボタンを押すだけで、自動的にページが生成され、他のページ(一覧ページなど)にも新しい記事へのリンクや写真などが追加されて更新されます。
例3:コンテンツ部分以外の一括修正
ページ上部(ヘッダー)や下部(フッター)等の一括管理もCMSで行われている為、デザインの調整やメニューの追加削除などもサイト全体を更新させる事も可能です。
例4:サイト内検索
ホームページはページ数が多くなればなるほど「検索」機能が必要とされます。サイト内検索はどのCMSでも標準機能であることが多いので、閲覧者にとって有用な機能を提供出来る所も強みです。
以上がCMSのごく一部の大きな特徴ですが、それ以外にも工夫次第で様々な機能を実現可能です。こんな事は可能なの?と言う事がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。